先日のエントリの中で村上春樹の小説から文章を引用したことがあったと思います。確かこんな感じだったかな。
一夏中かけて、僕と鼠はまるで何かに取り憑かれたように25メートル・プール一杯分ばかりのビールを飲み干し、「ジェイズ・バー」の床いっぱいに5センチの厚さにピーナツの殻をまきちらした。そしてそれは、そうでもしなければ生き残れないくらい退屈な夏であった。
やはり夏というと酒とか若者とかそういったキーワードが当たり前のように現れるんですよね。
世間には多くの夏に関する文章とか夏とビール、夏と!”#$といった文章が巷に溢れているように思えます。
自分にとっての夏は何かしらの「節目」だと思っていて、例えば、やりたかったかどうかはさておき、中高と部活動を引退したのは「夏」であったし、受験勉強を本格的に始めたという節目も「夏」だし、結婚式も「夏」。
なんだか自分は「夏」に取り憑かれているようですww
枕草子で清少納言は「夏は夜」とかいっていましたが、自分が思うに夏のいいところは「夜明け寸前」だと思うのです。朝ってなんとなく手付かずだし一番を競って蝉が鳴き出すところもいとをかしって感じですよね。少なくとも自分はそう思ってます。
日中のうんざりする暑さや日差しもなかなか良いと思ってますよ。
そんな中で夕暮れ時に飲む冷えたビールのことを思うと夜が待ち遠しいという感じになれます。
え?
ただビールが飲みたいだけじゃないかって?
し、失礼な・・・(笑)
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当菜園にはセスバニアという緑肥が存在しています。正直セスバニアをご存知の方の方が少ないくらいでしょうか。
当菜園には日陰が存在しないのでセスバニアのように背丈の高い、日陰を作ってくれる緑肥は重宝します。ソルゴーでもよかったかもしれんな。
都合よくメロンが植えられているエリアに生えてきたのでそのまま放置していたのですが草丈が2mを超えてきました。随分デカくなるんですよね。おかげでメロンにとっての日よけができています。
セスバニアは夏のマメ科緑肥ですので冬がくると枯れてしまいます。今は開花時期ですので黄色くて小さな花を観察することができます。
蕾。
開花。
花が終わって、、、
種子が入るサヤができる。
登熟すると採種もできます。ちなみに一昨年、昨年採取した種子が手付かずで残っています。セスバニアの種子は貴重品でなかなか入手できないんですよ。お安く譲りますぜ(笑)
そもそもセスバには硬盤層を破砕する目的で導入しました。
それだけ強烈な根っこや、強烈な根っこを作り出すための枝葉が存在するので後始末に難儀するのです。結構扱いにくいです。
マメ科緑肥で巣ので根瘤もできるし窒素を供給する能力も図抜けているので土つくりにも役に立つことがわかっています。
枯れた枝葉は繊維質で良い腐植物になりますので堆肥化の材料に転用もできそうですね。