当菜園では積極的に緑肥を使用している。
むろん土つくりのためである。
そもそも緑肥とは何か?
「緑肥とは、新鮮な緑色植物をそのまま田畑に漉き込んで肥料とすること。これに用いられる植物は「緑肥作物」という。」 (引用:ウィキペディア)
と説明されている。もう少し詳細に知りたい方はリンクを参照されたい。
当菜園では主に2種類の緑肥を常時使用している。1つはエンバクであり、いまひとつはクリムソンクローバーである。前者は土壌改良や粗大有機物として、後者は景観用や窒素固定として使用している。
さらにマルチングやドリフト防止にソルゴーだったり、
雑草発芽抑制や窒素固定にヘアリーベッチだったり、
硬盤破砕や窒素固定にセスバニアを使用する。
もちろん緑肥を使用するにはそれなりのコストは必要だ。文字通り費用面、それと時間的なコスト、労力的なコスト、等々。
でもね、その有効性は計り知れないと思っているので使用することがやめられない。
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昨シーズンから2021シーズンは春夏栽培を縮小すると決めていた。理由は当菜園には硬盤が存在していて、セスバニアによる硬盤破砕を行いたいと思っているから、である。
硬盤は水はけが悪くなる。うまく野菜が育たないこともある。
場所はここだ。
耕耘機を持って来ればあっという間に播種の準備ができるのだけれど、持ってくるのが面倒だったし、三角ホーでもあれば播種前の準備くらいできるだろうと思った。
実際に三角ホーで耕してみると重労働だった。
とはいってもこの程度の面積なので1時間もかからない。
日差しが強かったので首回りを日焼けしたくらいだろうか。
セスバニアの播種が完了した。
表面に出ている種子は、撮影後、丁寧に埋め込んでおいた。
実はこの種子は8年前の種子。昨年採種した種子はあるけれど、たっぷり1kg残っていたので古い種子を使った。無事に発芽してくれるだろうか? ベッチやクリムソンは発芽してけれどな。
セスバニアはマメ科の緑肥で、マメ科特有の性質で初期生育が遅いというのがある。高温多湿条件で生育するセスバニア。11月中旬あたりまで生育させる予定。どうせなんも播種定植しないからな。
セスバニアの根っこは強烈で硬盤をも破砕するらしい。
過去に当菜園でも検証したことはあるけれど、確かにセスバニアの根っこは硬盤の層を貫いていた。「すごっ」と思った。
これからどうなるかはわからないけれど、中途半端ではなくがっつりと試してみようではないか。あはは。